ネガティブのすすめ

悪い方向、悪い方向へ考えるのはよくない。もっとポジティブな考えで生きていけば明るい人生が待っている。

こういうことを言えるのは人生の勝ち組だけで、多くの人間はこれに当てはまらないわけですよ。ましてや、人間には一人ひとりの個性ってものがあるわけだから、成功者と同じような思想を持てばうまくいくなんてことも限らないわけですよ。

そりゃ僕だってポジティブに生きられればそうしたいですよ。僕だってそこまでひねくれているわけではないですから、ポジティブが悪いとは言いません。でもね、ネガティブに考えることを否定して欲しくはないんですよ。

ネガティブにもネガティブなりにいいところがあるのですよ。

嫌われている。

それを悟るということは、人間関係が綿密に折り合っているこの世の中、至極大切なことである。

最近ではストーカー事件が多発し、大きくニュースとして取り上げられたりもしているが、なにも男女関係に限ったことではない。友達同士や学校や職場の先輩後輩、はたまた家族にいたるまで嫌われていると悟ることはいかに大切かということだ。

昔、どこかでこんな言葉を見たことがある。

『嫌われていると感じたら、大体嫌われている』

一字一句同じではないだろうが、内容的にはそのようなことで、僕はこれを見たとき棍棒で頭カチ割られたような衝撃を受けた。

僕はご存知のとおり、烈火のごとく嫌われる体質を持っています。

たとえば、中学のときは給食当番で自分の分の給食を配膳できないとき誰からも用意してもらえなかったり、高校のときは僕が所属してた部活のメンバーみんなで焼肉に行ったようだが、そもそも僕は誘われていなかったり、まあ数えればきりがない。

『嫌われていると感じたら、大体嫌われている』

たしかにこの考え方はものすごく理にかなっているのですよ。

心理的防衛機制という言葉がある。

これは人間の防衛機能の一種なのですが、たとえ話を用いて簡単に説明すると、

あなたは友人A君とちょっとしたことで喧嘩をしてしまいました。そのときどのように考えるでしょうか。

①Aと俺は超仲良し! 親友だ! とA君とこれまでの友情を絶対的なものだと信じて疑わない。

②Aに嫌われたかもしれない。。。 と諦めムード。

この2パターンで、結果的にA君に嫌われており収拾がつかなかったら、どちらがダメージが少ないでしょうか。

それはもちろん②のほうでしょうね。心がその状態を受け入れる体制を整えてあったほうが、ダメージが少ないということが心理的防衛機制なのです。

ですからネガティブな思考を持つということは、自分の心を守るということにつながるので、ストレスフルな現代社会でなくてはならない感情なのです。

とりあえず物事は悪い方向へ考えることが、心をすり減らさないコツ。これを念頭において今日のお話を読み進めてください。

僕も一応大学4年生で、卒業研究をやらねばならないわけであり、大体この時期になると大忙しです。僕は情報系を専攻しており、ソフトウェアなんか作ちゃってるわけですが、バグの修正やら、教授に進捗報告を行って昨日の使い微調整やらで大忙し。

卒業研究は自宅のパソコンに開発環境を整えてあるので、めったなことで学校に行かないのですが、プログラムでわからないところがあるから教えて欲しいと研究室のメンバーに頼りにされちゃって、この前久しぶりに学校に行ったときの話なんです。

僕のほかにもお呼ばれされているメンバーがいましたが、呼んだ張本人はまだいないようです。特に時間指定したわけでもされたわけでもないので、そのうちくるだろうと高をくくっていたのですが、何時間待っても来ない。

いやもうね、1時間くらい待ったあたりで帰ろうかと思ったんですが、プログラミングの勉強会とは関係ない、研究室で研究しているメンバーがいるのですが、そいつとしゃべりこんでいる間に、あっという間に3時間。これが恋人同士の待ち合わせなら、僕ってめちゃくちゃ健気だぞ。

昔、ラブプラスという恋愛シミュレーションゲームをやっていた時期があるのですが、そこで付き合っていたタカネって女は、デートに5分遅刻しただけでもう待ち合わせ場所にいないのな。ビックリしたよ。僕は3時間待ったよ。3時間。見習って欲しいね。

でも僕は3時間待っても、「あいつなら、まあたぶん来ないだろう」そう感づいていましたから、そこまでダメージは大きくなかったわけですよ。

逆にタカネさんを待たせてしまったときに、5分だし、まあまだいるだろうって希望を抱いていたら、いなかったときの絶望感。そして夜に送られてくる、悲しかったメール。僕が彼氏だったら、こんな女ぶん殴ってるよ。DV彼氏になってるよ。そのぐらい悲しかったね。

これが心理的防衛機制ってやつですわ。下手に期待すると心が磨り減る。なら最初から期待しない。

僕はこれから先もネガティブに生きてきます。それが長生きのコツですよ。

あ、そうそう、結局プログラミングの勉強会なのですが、割と遅くまで研究室に残っていたメンバーに話を聞いたのですが、結局その日は最後まで奴は来なかったそうです。

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