突然現れた “オレンジ色の未来”
「ポケットに入る専用AIデバイス」――そんな未来ガジェットが米国で大きな話題を呼んでいます。それが Rabbit R1。
価格はたった US $199(約3万円)、サブスクなしで “大規模行動モデル(LAM)” があなたの代わりにアプリ操作までこなすと豪語します。
ところが実機レビューでは〈便利すぎる〉と〈全然使えない〉が真っ二つ。いったい何が起きているのでしょうか?

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Rabbit R1 ってどんなデバイス?
項目 | 主な内容 |
サイズ / 重量 | 78 × 78 × 13 mm / 115 g |
ディスプレイ | 2.88 インチ LCD タッチスクリーン |
SoC / メモリ | MediaTek Helio G36 / 4 GB RAM |
ストレージ | 128 GB |
通信 | Wi-Fi 5、Bluetooth、4G LTE |
バッテリー | 1,000 mAh |
特徴 | 360°回転カメラ、物理スクロールホイール、プライバシーシャッター |
ポケットに収まる正方形ボディは Teenage Engineering がデザイン。ノスタルジックなゲーム機のようなルックスが目を引きます。OS は Rabbit OS。音声やカメラ入力をクラウドの LAM に送り込み、フードデリバリーや Spotify など既存 Web アプリを“リモート操作”して結果を返すのが肝です。
海外レビューは賛否真っ二つ
- 「スマホを開く回数が激減した」
- 音声で Uber を呼び出し、受け取った行動履歴を自動で整理するフローは“一度ハマると戻れない”という声。Lifewire
- 「未完成で“ほぼ飾り”」
- 「タコスを知らない AI」と酷評するユーザもいる。カメラで料理を写しても認識できず、処理待ちのスピナーを眺めるだけ……。The Verge
- 「ハードは好き、ソフトはまだβ」
- レトロポップな外観を絶賛するも、“使うほどスマホの偉大さを再確認した”と結論づけました。WIRED
- 「4か月使って気付いた進化」
- 2025年春のファーム更新で翻訳精度と音声メモ書き起こしが改善したとの長期レポートも。Pixel Refresh
🔰 ポイント:レビューが割れる最大の理由は“クラウド依存”
回線速度やRabbit 側サーバーの混雑で、体験が天国にも地獄にもなるからです。
日本ユーザーに刺さるか? 3つのチェックポイント
- 技適・PSE・LTE Band
- 現時点で 日本の技適マークは未取得。個人輸入して国内 LTE を掴んでも電波法違反リスクがあります。
- 日本語認識 & サービス連携
- 公式は「多言語対応中」と記載するのみ。実機テストでは日本語音声入力は通るが UI が英語固定、Uber Eats/JR予約など国内サービス API には未対応との報告が多数。
- スマホと二台持ち問題
- バッテリーは 1,000 mAh。通知もカメラもスマホの方が高性能……それでも“触れない時間”に価値を見いだせるかが鍵です。
こんな人は試す価値アリ!
- AI × ミニマルガジェット の最前線を体感したい
- スマホ依存度を下げる「デジタルデトックス」に興味がある
- 英語圏サービス(Spotify / Uber / DoorDash 等)を日常的に使う
- ハードウェアハックや非公式 ROM を触るのが好き
まとめ:Rabbit R1 はまだ入口、でも跳び込む価値は?
Rabbit R1 は「アプリを超えた次世代インターフェース」か「黎明期のトイガジェット」か——評価はあなた次第。
もし輸入を検討するなら ⚠️ 技適・保証・言語対応の3点 を押さえつつ、β版サービスを見守る温かい心も必要です。
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※本記事は海外メディアのレビューをもとに執筆しています。スペックや価格は2025年5月時点の情報です。
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