16インチなのに「組み立てキット」⁉
MacBook のような一体成型ボディが当たり前になった2025年、パーツを自分で交換できるゲーミングノートがついに市販されました。それが――Framework Laptop 16。
CPUやメモリはもちろん、GPUすらモジュールごと引っこ抜ける構造が話題沸騰中です。あなたは “全部ハンダ付け” 派? それとも “ネジでアップグレード” 派? コメント欄でぜひ教えてください!
Framework Laptop 16とは何者か
項目 | 内容(DIY版の一例) |
---|---|
プロセッサ | AMD Ryzen 7 7840HS(8C/16T) |
GPUモジュール | Radeon RX 7700S 8 GB(着脱可) |
ディスプレイ | 16インチ 2,560×1,600/165 Hz |
メモリ | DDR5-5600 最大96 GB |
ストレージ | M.2 NVMe ×2 |
バッテリー | 85 Wh |
価格 | US$ 1,699〜(約27万円)|日本へは個人輸入のみ |
ポイント:ベースはDIYキット。ドライバーと分解マニュアルが同梱され、初心者でも30分ほどで組み立て完了します。
「モジュール拡張」衝撃の3本柱
- GPUモジュール
- 背面の“Expansion Bay”を外し、GPUカードごと交換。将来 RX 8700S など次世代カードが発売されたら載せ替え可と公式が明言。PC Gamer
- キーボード&トラックパッド
- マグネット固定のInput Moduleでテンキー/マクロパッド/LEDマトリクスを自由配置。左右どちらにもテンキーを付け替えられるのは世界初。PC Gamer
- ポート類
- USB-C・HDMI・Ethernet などを名刺サイズのカードでホットスワップ。外出用に軽量構成→帰宅後に有線LAN付き構成へ“秒”で着替え。
海外レビューが割れるワケ
評価ポイント | 絶賛👍 | 酷評👎 |
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サステナビリティ | 75 %再生アルミ筐体、梱包100 %再生紙で「最もエシカルなゲーミングノート」 TechRadar | ― |
ゲーム性能 | Shadow of the Tomb Raider 1080p=86 fps。RTX 4060並みで“実用圏” TechRadar | 同クラスRTX 4070機よりfpsが低く、値段も割高 TechRadar |
拡張体験 | 6本のネジでGPU交換、「未来を買う価値」とPC Gamer絶賛 PC Gamer | スペーサーの色ムラ・剛性不足で“チープ”とフォーラムで酷評 Framework Community |
バッテリー | Web閲覧約8時間49分と及第点 TechRadar | 開発作業だと3〜4時間、熱も高いとの報告 Framework Community |
まとめ:ハードは「革命的」、ソフトと価格は「β版」――今は“将来性込み”で評価が分かれています。
日本で入手する方法と注意点
- 注文〜到着は最短4〜7日という報告も(欧州実績) Reddit
- 現状日本公式ストアなし。輸入時は関税+消費税が約2〜3万円。
- 技適マーク取得済み(Framework公式発表)だが、LTEモジュールは未提供のためWi-Fi運用が基本。
- 保証は米国持ち込み扱い。故障時はパーツ単位で購入・自力交換が前提。
こんな人にオススメ・やめた方がいい人
向いている✅
- “壊れたら捨てる”文化を脱却したいサステナ派
- 3〜5年でGPUだけリフレッシュしたいゲーマー
- キーボード配列を自作キット感覚で変えたい“沼”住人
向かない❌
- 薄型・静音・長時間駆動を最優先する人
- 完璧なアルミ一枚板の質感を求める人
- 「とにかくコスパ重視」でRTX 4070以上を狙う人
あなたは“ネジ派”か“ハンダ派”か?
Framework Laptop 16は、ノートPCを買い替えるモノから組み替えるモノへと進化させる第一歩です。
- 将来GPUが自由に選べるか
- モジュール在庫と価格がどう推移するか
- 日本公式サポートが整備されるか
この三つが整えば“常識”が本当に覆るかもしれません。
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