前回、4Kの2-in-1 ノートパソコンを購入報告をしたのですが、現物がようやく届きました。
この前購入してカタログスペック、値段を評価したので、今度は実際に使ったレビューをしようかと思います。
ちなみに現物が届く直前(2023/07/05)では4Kモデルは売り切れていました。執筆時点(2023/07/16)ではFullHDモデルも売り切れていました。
在庫一掃セールだったのでDell直販の販売はもうないと思われますが、値段が高いけどAmazonとかなら在庫あると思います。
まあ、4Kにこだわらなければ他のメーカも選択肢に入るので、コンバーチブルでもっと安いものあるかもしれないですね。
すぐに欲しい人は国内在庫があるか要確認
6/23に注文して7/6に届きました。注文から約2週間もかかりました。
購入時は具体的な配送スケジュールなどはありませんでしたが、海外工場で製造して発送と明記されていたので、すぐに欲しい人は国内在庫があるものを購入する必要がありますね。
Dell Inspiron 16 2-in-1の特徴
2つのスタイルで使用できる2-in-1ノートパソコン
2-in-1なので当たり前ですが、タブレット、ノートパソコンとして使えます。ちなみに光沢液晶ですがノングレアのフィルムを貼っています。フィルムのお値段3000円。
iPhoneなどと比べるとサイズもでかいし、買う人も限られてくると思うので、それ考慮すると良心的な値段ですよね。
タッチパネルでノングレア液晶は個人的に見たことがないので、映り込みが嫌な人はこういったアプライアンスがあるのかも事前に確認が必要ですね。
当然ですが、タブレットモードにすればキーボードは反応しなくなりますので、誤入力防止になりますね。
指紋認証・顔認証搭載
指紋認証および顔認証を搭載しております。
指紋認証はdeleteの左、顔認証はフロントカメラ部分にあります。指紋認証部分は電源ボタンでもあります。
複数回やっても全然失敗しないので指紋認証の精度はいいと思います。複数の指を登録できるので、両手の指登録しておけばノートパソコンモード、タブレットモードの時などで向きが変わっても問題ないです。
顔認証の精度は正面であれば問題ないと思うのですが、なぜか微妙にレスポンスが遅いんですよね。そもそも、テレワーク時のBGM再生用で買ったので、基本的に正面に置くことはありません。そうなると顔認証は使えないです。さらに言うと、スリープから復帰させるときは何かキーを押す必要があるので、だったら指紋認証しますよね。
文句ではないのですが、気になったポイントはフロントカメラのカバー。マジでガバガバなので、ちょっと接触しただけで動きますし、もろプラスチックで安っぽいです。今回は在庫処分価格で買ったけど元値20万オーバーですからね。もうちょっとどうにかならなかったんですかね。
メモリ・ストレージ増設可能
メモリやm.2 ssdの増設も可能です。
最近のノートパソコンではこういった増設はできないものが多いので、これはありがたいですね。
裏蓋がねじ固定と、ツメで固定されているだけなのでそれを外せばアクセスできるようです。私も外してみようかと思ったけど、ツメ固定が想像以上に固いのでいったん諦めました。
調べたところによるとやっぱりツメが固いようなので、何個か折る覚悟が必要だそうです。メモリ増設したくなったら挑戦してみます。
廃熱・エアフロー
ヒンジの間に3口1セットの吸排気口があります。左の3口1セットのほうが排気口で、右は塞がっているので飾りかもしれないです。画像右の底面スリットが吸気だと思われます。
タブレットアームなどに取り付ける際は、左の排気口を塞がないようにする必要がありますね。
CINEBENCH R23・FF15ベンチ結果
シングル性能は約1650となっておりま、私がメインで使用しているCore i9 10900が約1200なのでめちゃくちゃ性能高いですね。
マルチ性能は約7000ほどとなっております。ほかの参考サイトを見ると10000近くまで出るようなので、もしかしたら設定ミスがあるのかもしれませんが、Inspironの設計的に排熱が間にあっていない可能性もあります。
ちなみに、4KモデルではGeforce MX550 という聞いたことないGPUを積んでいます。調べたところモバイル向けのチップらしく、GTX1050程度の性能があるらしいです。最新の3Dゲームは難しいですが、インディーズゲームだと最新でも軽めのゲーム多いので全然できそうですね。
かなり重いといわれるFF15ベンチも、ところどころ処理落ちしていましたが完走できたので、ゲームも視野に入れている人はGTX1050目安で見てくれればいいかと思います。
付属品は充電器のみ・アクティブペンは課金
付属品については、ACアダプター、電源ケーブルとなります。画像右の白いケースは追加で購入したアクティブペンになります。アクティブペンは新品で買うと8000円ほどですが、ノートパソコンとセットで買うと半額ほどで買えました。
アクティブペンの描き心地は最高
アクティブペンの描き心地はマジで最高です。傾きや筆圧検知もするので、普通に液タブ代わりになりますね。
しかし問題もあって、ペン先の消耗がえげつないほど早いです。これは保護フィルムつけいてる可能性が高いですが、ペン先がめちゃくちゃ削れます。軽くこすった程度で、画面に黒い粉が付くくらいなので、だいぶ柔らかい設計だと思います。おそらくですが、保護フィルムつけての運用は想定されていないと思います。
軽く検索した範囲だと替え芯の購入ページは見つけられなかったので、ガチお絵描き目的なら素直にWacomやApple Pencil対応のデバイス買ったほうがいいですね。
ちなみに電池は単6電池という入手性の悪い電池です。Amazonとかでなら買えますが、コンビニやホームセンターでは見かけないタイプですね。上位モデルなら充電式のあるらしいですが、Inspiron 16 2-in-1ではセットで購入ができなかったので、1.2万くらい別途かかります。
しかし、替え芯の購入や故障時の再購入などを考慮すると、おすすめはできないですね。
おすすめできないポイント
蓋を開けると自動で電源ONになる
ノートパソコン10年ぶりくらいに購入したので最近のノートパソコンのトレンドなのか知りませんが、Inspironは蓋を開けると勝手に電源が入ります。
「蓋を開ける=使う」ということが多い動作なのはわかりますが、私は除菌シートでキーボードを拭いたりするので、そうなっていると逆に電源が入っていることが不都合になります。
私はある程度知識があったので、OS起動前の電源動作はBios関連だろうと予測がつきましたが、パソコンあんまり詳しくない人は設定変更できないと思うので、配慮したほうがいいのではと思いました。
蓋を開けた時の自動電源オフ手順
①シャットダウンした状態で"Fn"キーは押した状態で"F2"キーを連打。 ②Biosに入れるので、左ペインの"Power"を選択。 ③"Lid Switch"を"OFF"にする
周辺機器の入手性が悪い
アマゾンで検索するとInspiron向けの保護フィルムも2~3社くらい出していましたが、商品説明が怪しかったり、参考画像で表示されているのが明らかスマホの形状だったりと、まともそうなメーカは1社だけでした。
iPhone、iPadみたいな有名ブランドのスマホやタブレットなどとと比べると、出しているメーカーも少ないので選択肢が限られます。それに、時間がたった後、再度購入しようと思っても在庫がない可能性が高いです。
これは保護フィルムに限らず、アクティブペン(PN5122W)にも当てはまりますね。もしかしたら最新機種を出す可能性もありますが、売れなかったら後継機すら出さない可能性もありますからね。
幸いにも、アクティブペン(PN5122W)はWacom AESというプロトコルに対応しているようなので、Wacom互換のペンが使えそうなので問題なさそうです。
deleteキーの位置がおかしい
ノーパソのdeleteキーは普通、backspaceの上というか左上の端にありますよね。
16インチとデカいんだから、電源ボタン兼指紋認証を上に持っていって、deleteを端っこに持ってきたほしかったですね。タブレット使用がメインなので、ぎりぎり我慢できますがやっぱり使いづらいですよ。
Windowsのクリーンインストールができない
このノーパソ、Windowsのクリーンインストールができません。MicrosoftのサイトからWindows11のインストーラをダウンロードしてきてUSBブートで起動したのですが、ディスクが認識されません。
Windowsの機能で、リセットなら可能ですがDellのいらんアプリ(FWのアップデートには多分必要なので削除非推奨)をすべて消し去りたかったのですが、かないませんでした。詳しい人教えてください。
筐体が歪んでいる
これが一番問題というか、許せないポイントですが、なんかキーボード歪んでいるんですよね。
マイクロソフトの人間工学を意識したキーボードみたいな設計なんですかね。まあ歪んでいるようにしか見えませんけど。
このPCのレビューを見てみたんですけど、特に歪んでいるといった意見はなかったのですが、Dellの別ブランドのノーパソでキーボード歪んでいたので修理してくれたといった書き込みあったので、私の外れ個体の可能性が高いです。ふざけんな!
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