9万円の高級グラボ(ご祝儀価格)が天に召されたことに端を発した本プロジェクトですが、ようやく最終回です。
お気に入りのグラボの外装へ換装します。
正直に言ってメリットは皆無です。デメリットのほうが大きいです。外装交換したら保証がなくなるかもしれないし、最悪ぶっ壊れるかもしれない。メリットなんて、自己満足しかないので、まったくおすすめしません。
動作確認
前回の記事で、ZOTACの『GeForce RTX 2070 SUPER Twin Fan』モデル(型番:『ZT-T20710F-10P』)を購入したことは伝えたいと思います。
で、ようやく届いたわけですが、いきなり分解するわけにもいきません。万が一初期不良があった際に、分解した後の返品対応がどうなるか不明なので初手は動作確認ですよね。
結論から言うと普通に動きました。3DMarkでベンチマーク測定してみましたが、スコア2万を出していました。RTX2070(※)より5000くらい高いですね。
※ちなみに1年半前にRTX2070でベンチマークを図ったときは、スコアは約1.5万でした。CPUがRyzenだしソフトも1年半前なので、単純比較するのも違うと思うので参考程度に考えてください。
■タスクマネージャー
■RTX2070 super スコア
■【参考】RTX2070 スコア
※CPUがRYZEN、1年半前のスコア
外装交換
動作確認もできたので、外装交換をします。
奥がZOTACのGeForce RTX 2070 SUPERで、手前が玄人志向のRTX2070です。ぱっと見のサイズは両方とも同じですね。
外装からヒートシンク、中の板金などはずし、基盤を取り出します。
上が玄人志向のRTX2070、下がZOTACのGeForce RTX 2070 SUPERです。SUPERのほうにはSLI端子がついているだけで、ほぼ一緒だということがわかりますね。
基盤がほぼ一緒なので、組み立ても特に問題なくできました。SLI端子が干渉するかなとも思いましたが、まったく問題ありませんでした。
動作も特に問題ありませんでした。
懸念点
メーカー保障
もちろん分解したら保障の対象外となりますので、作業する際は覚悟を決める必要があります。
個人的には1週間程度の動作確認して問題なければいいかなとは思います。あくまで個人責任なので、作業する際は注意してください。
冷却面
RTX 2070からRTX 2070 SUPERへのアップグレードとなるため、たぶん発熱量大きくなっていると思われます。
今回はヒートシンクの大きさも、ファンの大きさも同じですが、GPU自体のクロック数や搭載されているファンの回転速度などは違うと思うので、必然的に冷却具合も変わってきます。
Folding@homeでグラボに負荷をかけてみましたが、afterburnerなどでファン速度を制御しても冷却不足感が否めませんでした。しかし、使用率100%で何時間も動かすことってなかなかないと思うので、普段使いなら問題ないとは思います。ゲーム用途で使用率100%に張り付いていたら、そもそもスペック不足だよね。
総評
今回はたまたまかもしれませんが、グラボの外装交換ができることを確認できました。
正直やるメリットは皆無です。メーカー保証も受けられないし、どんな不具合に遭遇するかわからないですからね。
それでも今回交換を実施した意味は、結局自己満足ですよ。最近の自作パソコンって外装を自由にカスタムできることくらいしかメリットないですから、愛着が持てるようなものを組まないとテンション上がらないでしょ。そういうことです。
自作パソコン組む予定の人は、万が一壊れても、今回みたいに外装を使いますことも可能な場合があるので、将来を見越して見た目のパーツ選びも厳選することをお勧めします。
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